オーロラが見られない夏のアラスカ取材もいよいよ終盤。蚊の多さに苦戦しながらも、この時期に取材に来ることは今後あまりないと思い、最後のがんばりで取材に挑む。

ヘラジカの子供。子供といえども、人間から見ると堂々たるものである。
私はアラスカのてっぺんまで行って、そこから南下、フェアバンクスを目指していたが、その前に疲れを癒そうと、ややルートを変えて温泉リゾートに向かう。
その目的地はフェアバンクスから1時間強北東に向かった、オーロラ鑑賞地として有名なチナ温泉(Chena Hot Springs)である。この道沿いでは、よくヘラジカ(Moose)が見られる。

時速100km以上で飛ばしている車が往来するハイウェイの脇で、彼らは優雅に草を食んでいる。車や人間にはまったく関係ないという顔をしている。運転を気をつけないと、もしこの馬よりデカい巨体に思いっきり体当たりすると、車も人間も大破してしまうだろう。

今年2月、JALパックツアーで行ったときのチナ温泉での星空。このときオーロラ自体は活発ではなかったが、雪上車で30分登る山の上で見上げる星空は、間違いなくフェアバンクス近郊で最高である。

今回の取材の旅で、パンクが1回だったのはむしろラッキーだったかもしれない。
スペアに換えたあとはむしろプレッシャーがかかる。もうこれ以上パンクできないからだ。街まで2時間、無事に走りきろう。
この直後、私ははじめて見る動物と対面する。巨大猫である。撮影しようと、シャッターを押したのだが、このときに限って電源を切っていた。切るときに「こんなときにチャンスがあるんだよな〜」とよぎっていた。案の定である。
電源を投入して再び構えたときには、その巨大猫は茂みに隠れてしまった!
リンクスという、なかなかお目にかかれないオオヤマネコである。悔しい!

フェアバンクスは北緯64度、北極圏ではないので、完全な白夜は見られない。
といってもこれで深夜の12時過ぎである。

こちらヘラジカはそこら中で見かける。水中のごちそうをうまそうに食っていた。

デナリ観光でにぎわうマッキンリーパークの近く、Cantwellという小さな村から東に133マイル(およそ210km)のびるデナリハイウェイに突入する。
この道はアラスカ山脈の南側を東西に走り、壮大な山岳風景を堪能できる。
難所こそないが、ほぼ全行程が未舗装のダートロードである。

このハイウェイの道中の多くで、次から次とうっとりするような光景に出会える。
撮影に熱中すると、なかなか先へ進めない。

アラスカの背骨と言われるアラスカ山脈は、多くの氷河が見られる。

このハイウェイは森林限界付近の光景を多く見ることができる。森林があったり、なくなったりである。

カーブの向こうにどんな景色があるのか、わくわくしながらのドライブ。

思わず顔を洗いたくなるようなきれいな川。私は足も入れてしまった。気持ちいいっ。

このハイウェイが存在する場所は北緯63度前後。北極圏の66度33分からは遥かに南である。なので、深夜にはしっかりと太陽が沈むが、それでもこの時期は真っ暗になることはない。夕日、朝日が毎回すばらしい。よって寝てる暇がないのである。帰りの飛行機でがっちり寝よう。

こんなピークを見たら、しばらく動けなくなる。氷河も巨大だ。

光景もダイナミックに変化する。この道も蚊は少なくなかった。
(ツンドラよりは遥かにましだが)

3000km以上に及ぶ旅をともにしてくれた車。返却する前に洗車をしたが、その変貌ぶりに感動した。

大地も大空も美しい!

随所で立ち止まってしまう。

毎朝、毎夕、どうしてこんなに魅了するのだろう。

デナリハイウェイもいよいよ残りわずか。ところが魅力的な景色は手を抜かない。

ここでオーロラが見られたら•••
その時はあの山脈の向こうに見えることが多いはずだ。

ここまで来てよかったと思える瞬間。自分だけがこの光景を独占しているという贅沢さ。

まるでオーロラそっくりに大空にアーチを架けた。この場所でオーロラを見かける時は、きっとこのように現れることも多いと思う。もしかすると、いまこの瞬間も見えないだけで、明るい夜空に光っているかもしれない。

明日は終点アンカレジ。と言うことは、この夕日が見納めになる。「またおいで!」と言われたような感銘を受ける。

夕日から数時間後、早くも日が昇ってきた。見納め。ありがとう!

最終日はアンカレジに向かい飛ばしながら、氷河も間近に見る機会があった。

マタヌスカ氷河は、その末端がどうなっているか、直接見に行くこともできるらしい。もちろん私も行きたいが、時間がなく割愛。それにしても、自然の力はなんてすごいんだろう。
最終日、アンカレジの友人のお宅に招かれた。 彼は昨年3月、ブルックス山脈へサバイバルツアーで同行してくれた。 私は3週間近く、蚊の大群が群がる大地で作る粗末な食事に飽き飽きしていたが、 彼が釣ったサーモンなど、大盤振る舞いでこの旅の締めくくりを演出してくれ感動的だった。ほんとうにありがとう。
協力:株式会社シグマ
しろくまツアーズ

ヘラジカの子供。子供といえども、人間から見ると堂々たるものである。
私はアラスカのてっぺんまで行って、そこから南下、フェアバンクスを目指していたが、その前に疲れを癒そうと、ややルートを変えて温泉リゾートに向かう。
その目的地はフェアバンクスから1時間強北東に向かった、オーロラ鑑賞地として有名なチナ温泉(Chena Hot Springs)である。この道沿いでは、よくヘラジカ(Moose)が見られる。

時速100km以上で飛ばしている車が往来するハイウェイの脇で、彼らは優雅に草を食んでいる。車や人間にはまったく関係ないという顔をしている。運転を気をつけないと、もしこの馬よりデカい巨体に思いっきり体当たりすると、車も人間も大破してしまうだろう。

今年2月、JALパックツアーで行ったときのチナ温泉での星空。このときオーロラ自体は活発ではなかったが、雪上車で30分登る山の上で見上げる星空は、間違いなくフェアバンクス近郊で最高である。

今回の取材の旅で、パンクが1回だったのはむしろラッキーだったかもしれない。
スペアに換えたあとはむしろプレッシャーがかかる。もうこれ以上パンクできないからだ。街まで2時間、無事に走りきろう。
この直後、私ははじめて見る動物と対面する。巨大猫である。撮影しようと、シャッターを押したのだが、このときに限って電源を切っていた。切るときに「こんなときにチャンスがあるんだよな〜」とよぎっていた。案の定である。
電源を投入して再び構えたときには、その巨大猫は茂みに隠れてしまった!
リンクスという、なかなかお目にかかれないオオヤマネコである。悔しい!

フェアバンクスは北緯64度、北極圏ではないので、完全な白夜は見られない。
といってもこれで深夜の12時過ぎである。

こちらヘラジカはそこら中で見かける。水中のごちそうをうまそうに食っていた。

デナリ観光でにぎわうマッキンリーパークの近く、Cantwellという小さな村から東に133マイル(およそ210km)のびるデナリハイウェイに突入する。
この道はアラスカ山脈の南側を東西に走り、壮大な山岳風景を堪能できる。
難所こそないが、ほぼ全行程が未舗装のダートロードである。

このハイウェイの道中の多くで、次から次とうっとりするような光景に出会える。
撮影に熱中すると、なかなか先へ進めない。

アラスカの背骨と言われるアラスカ山脈は、多くの氷河が見られる。

このハイウェイは森林限界付近の光景を多く見ることができる。森林があったり、なくなったりである。

カーブの向こうにどんな景色があるのか、わくわくしながらのドライブ。

思わず顔を洗いたくなるようなきれいな川。私は足も入れてしまった。気持ちいいっ。

このハイウェイが存在する場所は北緯63度前後。北極圏の66度33分からは遥かに南である。なので、深夜にはしっかりと太陽が沈むが、それでもこの時期は真っ暗になることはない。夕日、朝日が毎回すばらしい。よって寝てる暇がないのである。帰りの飛行機でがっちり寝よう。

こんなピークを見たら、しばらく動けなくなる。氷河も巨大だ。

光景もダイナミックに変化する。この道も蚊は少なくなかった。
(ツンドラよりは遥かにましだが)

3000km以上に及ぶ旅をともにしてくれた車。返却する前に洗車をしたが、その変貌ぶりに感動した。

大地も大空も美しい!

随所で立ち止まってしまう。

毎朝、毎夕、どうしてこんなに魅了するのだろう。

デナリハイウェイもいよいよ残りわずか。ところが魅力的な景色は手を抜かない。

ここでオーロラが見られたら•••
その時はあの山脈の向こうに見えることが多いはずだ。

ここまで来てよかったと思える瞬間。自分だけがこの光景を独占しているという贅沢さ。

まるでオーロラそっくりに大空にアーチを架けた。この場所でオーロラを見かける時は、きっとこのように現れることも多いと思う。もしかすると、いまこの瞬間も見えないだけで、明るい夜空に光っているかもしれない。

明日は終点アンカレジ。と言うことは、この夕日が見納めになる。「またおいで!」と言われたような感銘を受ける。

夕日から数時間後、早くも日が昇ってきた。見納め。ありがとう!

最終日はアンカレジに向かい飛ばしながら、氷河も間近に見る機会があった。

マタヌスカ氷河は、その末端がどうなっているか、直接見に行くこともできるらしい。もちろん私も行きたいが、時間がなく割愛。それにしても、自然の力はなんてすごいんだろう。
最終日、アンカレジの友人のお宅に招かれた。 彼は昨年3月、ブルックス山脈へサバイバルツアーで同行してくれた。 私は3週間近く、蚊の大群が群がる大地で作る粗末な食事に飽き飽きしていたが、 彼が釣ったサーモンなど、大盤振る舞いでこの旅の締めくくりを演出してくれ感動的だった。ほんとうにありがとう。
協力:株式会社シグマ
しろくまツアーズ








COMMENT (4)
投稿者:Rika 2010.07.23
今回も初夏のアラスカの魅力満載でした。温かい陽射しの中に澄み切った空気の温度や匂いを肌で感じ,動物や植物の歌が聞こえて来るような写真の数々。想像が広がり,5感すべてで中垣さんの見てきたものを感じることができました。蚊に襲われたり,パンクしたり,珍道中も楽しいですね。いつもありがとうございます。
九州の私も,今回のヘラジカやグリズリーたちを中垣さんのスライドで見られる日を楽しみにしています。
投稿者:Tomo 2010.07.26
夏のアラスカ1、2、3、楽しませて頂きました。
時間の経つのも忘れて…ブログでこんなに見せちゃって
良いんですか? すばらしい!!の一言に尽きます。
羨ましい!(真似出来るわけは無いのですが)
こんなシチュエーションの中に1人居るのは
怖い気もしますが、独り占めですもの…やはり
羨ましい!
ステキなお仕事をなさっている中垣さん、
夢とロマンと勇気に賞賛の拍手を送ります。
スライドで見せてくださるのを楽しみにしています。
投稿者:なかがきてつや 2010.07.27
Rikaさんへ
いつも来て下さってうれしいです。ありがとうございます。
九州は暑くて大変ですね、きっと。札幌はクーラー無しで何とかしのいでいます。
さて、九州へ・・・来年あたり本格的に回りたいですね。昨年は皆さんにとてもあたたかくしてもらい、大好きになりました。来年3月には北極圏で1ヶ月の取材を行いますので、映像も相当バージョンアップできると思います。今回で夏の映像はばっちりです。
Tomoさんへ
賞賛の拍手をありがとうございます。やはり昔から見てもらっているTomoさんからそう反応していただけるのはこの上なくうれしいですね、ますます頑張ろう!と思いました。
実はブログに公開してある写真以外に、美味しいところはたっぷりキープしてありますので、これくらいの映像公開は全然大丈夫なんですよ。(余裕!)
いつもは有料のイベントを行っていますから、その辺はしっかりと差別化しています。
あ、そろそろ札幌でのイベントも計画します。秋には新作たっぷりでやりたいと思います。
これからDVDの制作モード100%に突入するところです。映像にするネタが膨大で、選ぶのに苦労しそうです。
投稿者:ひだまり。 2010.12.01
はじめまして。
ひだまり。と申します。
ブログ巡りをしていてこちらのサイトに辿り着き、オーロラのすばらしい写真を見させて頂きました。
私も空や星・月・太陽、そして宇宙に浮かぶ地球に心惹かれて、出来る範囲で1日1日のその姿を撮っています。(大体が太陽と空、月ですが^^;)
普通のデジカメでしか撮ってませんが、それでも大自然の素晴らしさや神秘性が伝わってきて、生命という大事なものを改めていつも考えさせられ、そして学び生かされてる喜びと感謝を意識せずにはいられません。
そうしていくうちに、すべての生命の中に宇宙を感じる様にもなり
益々生命とは・・・?と自分自信に問いかけが多くなる日々です。
オーロラは見える場所へ赴かなければ撮れないものなので、とても感動します。
ポストカードで販売していただけてるので、そちらを購入させていただきました。
素晴らしい写真をありがとうございました。
まだまだ地球の知らないところが多々ありますが、こうして中垣さんのように素晴らしさを伝えて下さってる方がいてとても感謝です。
過酷な場所へも行かれるとは思いますがどうかお身体を大切に益々のご発展を、また、素晴らしい地球の鼓動を伝えて下さると嬉しく思います^^。